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グラント・ハロルド王室バトラー回顧録出版

チャールズ国王の元バトラーが語る王室での7年間

Summary

チャールズ国王(当時皇太子)の元バトラーであるグラント・ハロルドが、王室での7年間の経験を綴った回顧録「The Royal Butler: My Remarkable Life in Royal Service」を出版しました。労働者階級から王室バトラーへの道のりと、執事という職業の最高峰での体験が世界的注目を集めています。

Overview

書籍概要と著者背景

「The Royal Butler: My Remarkable Life in Royal Service」(王室執事:王室奉仕での私の驚くべき人生)は、2025年8月28日にOrion Publishing(英国版)およびPegasus Books(米国版)から出版されました。

著者のグラント・ハロルド(1978年4月26日生まれ)は、スコットランド・エアドリーの労働者階級家庭出身で、幼少期から英国王室に魅了され、王室で働くことを夢見て育ちました。現在は英国の「エチケットの第一人者」として広く知られています。

Book Details

書籍の正式情報

米国版はPegasus Books(Simon & Schuster配給)から刊行され、発売は2025年9月23日。判型はハードカバーで272ページ、ISBNは9798897100156、リスト価格は29.95ドルです(英国版はOrion Publishing、発売日は2025年8月28日との記載もあります)。

幼少期からの王室への憧れから、ハイグローブハウスでのバトラー生活までを描いた回顧録で、王族とスタッフの関係やエチケットを「未公開の話」として綴っています。

回顧録The Royal Butlerの書誌情報を掲載するSimon & Schuster公式サイトのスクリーンショット
出典: Simon & Schuster(公式)(https://www.simonandschuster.com/books/The-Royal-Butler/Grant-Harrold/9798897100156
まるで2つの異なる家庭にいたかのようだ。
— Grant Harrold
Royal Career

王室での経歴と職務内容

ハロルドは2004年から2011年まで、チャールズ皇太子(現国王チャールズ3世)のバトラーとして7年間勤務しました。主な勤務地はコッツウォルズにある王室の邸宅ハイグローブハウスで、国王チャールズ3世とカミラ王妃、ウィリアム皇太子とキャサリン妃、ヘンリー王子にバトラーとして仕えました。

特別な機会には、エリザベス2世女王とフィリップ殿下にもバトラーとして奉仕する栄誉を得ており、王室バトラーとしての最高レベルの経験を積みました。

The Memoir

回顧録の内容と独特な視点

本書は、王室とそのスタッフの間の独特な関係について、これまで語られることのなかった物語を明らかにしています。労働者階級の少年がいかにして王室の中心部に到達したか、ハイグローブハウスでの日常生活、王室メンバーとの交流、同僚スタッフとの友情とチームワークなどが詳細に描かれています。

また、セレブリティや世界のリーダーとの近距離での出会い、ファーストクラスの旅行や上質な食事などの特典についても率直に語られており、王室バトラーという職業の実態を包み隠さず紹介しています。

Social Impact

社会的インパクトと現在の活動

本書出版後、グラント・ハロルドはソーシャルメディアで約100万人のフォロワーを持ち、Instagram、TikTok、YouTube、Facebookで月間300万から900万のインタラクションを記録しています。

現在は「The Royal Butler」というブランドで活動し、エチケットスクールを運営しています。王室での経験を活かした教育事業を通じて、執事サービスの価値と重要性を広く社会に伝える活動を続けています。

Royal Anecdotes

報道された王室の逸話と現在の活動

報道された逸話には、2005年にバルモラル城のギリーズ・ボールでエリザベス2世女王とダンスをしたこと、ハリー王子に水風船を投げつけられたことなどがあります。スタッフ同士の親睦や、王室の非公式な一面が率直に描かれています。

ハロルドは2011年5月にハイグローブハウスを退職し(役職の冗長化による)、現在は「The Royal Butler」としてエチケットの専門家・メディアコメンテーター・講演者として活動。Cunard、Princess Cruises、Seabournなどのクルーズ船でも講演を行っています。

グラント・ハロルドの経歴を解説するWikipedia英語版のページのスクリーンショット
出典: Wikipedia(Grant Harrold)(https://en.wikipedia.org/wiki/Grant_Harrold
Reception

批評家の評価と注目のトピック

Kirkus Reviewsは本書について「王室使用人の楽しい回顧録」と評価し、「貴族家庭でのサービスは、技術と同じくらい多くの雑務を要求するが、彼は最後まで目を輝かせたままであり、同僚労働者との友情や親睦、時折の悪ふざけ、そして特典を語る」とコメントしています。

注目すべきは、ハロルドが本書の中で、ヘンリー王子の回顧録「Spare」での王室描写と自身の記憶が大きく異なることを述べている点です。ハロルドは「幸せな家族」として王室を記憶しているのに対し、ヘンリー王子は苦悩を描いており、「まるで2つの異なる家庭にいたかのようだ」とコメントしています。

From the Association

全日本執事協会からのコメント

グラント・ハロルド氏の回顧録出版は、執事という職業の最高峰である王室バトラーの経験が世界的な注目を集める文化的意義を持つ画期的な出来事として、弊協会としても深く敬意を表しております。労働者階級から王室バトラーへの道のりが示すプロフェッショナリズムの重要性、そして執事という職業への社会的認知と尊敬の向上に大きく貢献するものと考えております。英国式執事サービスの伝統が持つ普遍的価値が、このような形で世界に発信されることは、執事文化の発展にとって極めて重要です。また、ソーシャルメディア時代における執事職業の新しい認知拡大の可能性を示すものとして、日本における執事サービス認知度向上への示唆に富んでおり、私どもとしても、このような文化的影響力を持つ執事の育成と社会的地位の向上に向けて、より一層努力してまいります。

FAQ

よくあるご質問

チャールズ国王(当時皇太子)の元バトラーであるグラント・ハロルドが、王室での7年間の経験を綴った回顧録「The Royal Butler: My Remarkable Life in Royal Service」を出版しました。労働者階級から王室バトラーへの道のりと、執事という職業の最高峰での体験が世界的注目を集めています。